SPECIAL 不動産相続について

複雑になりがちな
不動産相続に備える

お金は「この人にはこの額を」というようにきっちり分割できるが、不動産は「この部屋は誰のもの」という分割ができない。
「価値」の大小に関わらず、「思い出」がある不動産だから手放したくない。
このように、相続財産の中でも分割が難しいのが不動産です。
制度・感情の両面からの課題が生じるため、当人同士での解決が難しく、最悪の場合不動産をめぐって大きなトラブルに発展することもあります。
そうなってしまう前に、以下にご紹介する不動産相続におけるポイントをおさえ、当社を始めとした専門家(第三者)に間に入ってもらうようにしましょう。

  • Point.01 何よりもまずは
    現状の把握を

    まずやるべきことは、相続の対象となる不動産がどれだけあるのか、そして、その不動産にはどれだけの価値があるのかを把握することです。
    当然ながら、購入時の金額と現在の不動産の価値は異なりますし、同じ時期に建てられた不動産であっても、立地条件や地盤の状態、リフォームの有無などにより価格に差が出ます。
    相続後に不動産の価値を調べてみたら予想以上に低く、損をしてしまったということが起こらないように。そして、「こんなはずではなかった」と後々親族間でトラブルが起きないように。
    不動産の数と価値の把握は必須です。

    Point.01
  • Point.02 活用方法を見出す

    不動産の現状を把握したら、今度はその不動産をどう活かしていくのかを決めましょう。
    そのまま家族の誰かの住まいとするのか、売却して現金に換えるのか、賃貸物件や民宿として再利用して収益をあげるかなど、その方法は実にさまざまです。
    ただし、いずれの場合においても考えなければならないのは、将来的にその選択が足かせにならないかということです。
    転勤がある仕事なのに家を所有して大丈夫か、売却せずに活用した方がお金を得られるのではないか、賃貸物件として活用する際の管理の手間はどのくらいか。
    それぞれにおけるメリットだけでなく、デメリットについてもよく考えてから決断することが重要です。

    Point.02
  • Point.03 場合によっては
    相続放棄を

    不動産の活用方法をシミュレーションした結果、どうしてもデメリットの方が大きいと感じられる場合は相続放棄を検討することも一つの手段です。
    不動産が遠方にあり管理ができない、建物が古く、土地の状態も悪いため買い手が見つからない、リフォームするほどの予算がないなどの場合が該当します。
    相続放棄を行うことでこれらのデメリットは回避できますが、不動産以外の財産(預貯金など)もすべて放棄することになります。そのため、相続放棄を検討する場合は不動産以外の財産の把握も必要になることを覚えておきましょう。

    Point.03
  • Point.04 よく話し合うこと

    相続問題の中でも大きなトラブルに発展しやすいのが「感情面」の問題です。
    「生前、父は弟ばかりかわいがっていた」「長男だからという理由だけで、多く財産を分割されている」「思い出がある家を手放したくない」など……。
    普段は目に見えなくてもどこかにわがたまりや蓄積された感情は存在します。
    そしてこれらのトラブルは、「うちは家族全員仲がいいから大丈夫」と思っているご家庭にも起こり得るものです。
    このトラブルを回避するためには、やはり話し合う以外の道はありません。生前に財産保有者も交えて話し合えればそれがベストですが、相続が発生してからでも遅くはありません。
    また、冷静な話し合いを進めるために、当社にご相談いただいても大丈夫です。

    Point.04
  • Point.05 困ったことがあれば
    当社を窓口として活用

    当社のコンサルタントは公的評価、競売評価、不動産鑑定などの経験が豊富で、これまで1,000件以上の不動産鑑定を行ってきた実績があります。
    不動産の実務・法律・税制・建築・経済・金融に関して適切なアドバイス・サポートができる「公認不動産コンサルティングマスター」が、皆様のあらゆる不動産のお悩みにお応えします。
    また、必要に応じて弁護士・税理士・司法書士・不動産鑑定士など各分野の専門家と連携したサポートも可能ですので、どんなことでもお気軽にご相談ください。

    Point.05

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