CASE 事例紹介

借地借家

不動産実務

底地は高い?安い?

借地人が底地(借地権の目的となっている土地)を買い取る場合、市場価値が高くなることがあるため、あまり売買の対象にはなりません。しかし、売買の対象となった時は、適正価格の把握が必要になります。

CASE STUDY 実際の事例

借地権者の方から、借地している土地(底地)を買いたいので適正な価格を教えてほしいとのご相談を受けました。

CASE STUDY

SOLUTION 当社による解決

借地権が付属した土地(底地)をわざわざ買おうとする人はあまりいません。
そのため、不動産市場における底地の市場価値は一般的に低いといえます。
しかし、借地権者が底地を買い取る場合は、借地と底地の所有者が同一になるなどのメリットが生まれることで、購入に対してのモチベーションが向上。一般の市場価値より高くなることがあります。
このように、不動産取引に関わる者が底地の所有者である地主と借地人に限定された市場でのみ成立する価格は「限定価格」と呼ばれています。
今回のケースにおいては、当社は市場限定を前提とした調査報告書を発行し、適正な底地価格をご報告しました。その結果、報告した価格をもとに売買がなされたとのことです。

POINT 気をつけたいポイント

  • 一般の不動産市場では、底地が売買されるのは稀です。
  • 借地人が底地を買い取る場合、その際の取引価格は「限定価格」となり、一般の市場価値より高くなる傾向にあります。
  • 底地と借地権は表裏一体であり、その価格形成については専門的な事柄が多いため、売買の損を防ぐためにも専門家の意見が必要になります。

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